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【グローバル・トークへの参加】青森日台交流会 中西 

グローバル・トーク
【グローバル・トークへの参加】 青森日台交流会 中西 

(H18.1.14)当ブログ管理人の阿貴さんが(財)青い森みらい創造財団主催の「グローバル・トーク」に参加してきました。この会の目的は,「海外からみた日本,青森県」をテーマに,外国人それぞれから率直な日本観,青森感を発言していただき,観客である日本人とその発言について討論するというものです。

発言者は全部で9名,観客は40名程度の討論会でした。氏名は省略しますが,発言者それぞれの国籍および立場は次のとおりです。
 中国人(国際交流員 2名,留学生 2名)  アメリカ人(国際交流員 1名)  マレーシア人(留学生 2名)
 日本人(NPO 1名) 台湾人 阿貴さん
阿貴さんは,台湾人が旅行先にあげる日本の場所が、北海道が一番であることを挙げ,「青森も北海道に負けない四季,観光名所,美味しい食べ物がある。そして,最近はリンゴやにんにくの輸出で台湾における青森の知名度は上がってきている。

さらには台湾は昔日本だった歴史があるため老人から若者にいたるため親日の国家である。ついては,青森の活性化,失業率低下(そして私の帰省のために)青森 - 台湾の定期便を飛ばすべきである。」と述べました。

また,その他の方々の内容を総括すると,日本の印象として以下の発言がありました。
【良い点】
・貧富,地域格差が少ない。
・経済と伝統のが両立している。
・和食はバランスがよくヘルシー。
・人格形成上重要な小学生の時代のゆとり教育。
・マスコミの自由性および透明性。
・外国人に対して非常に親切。
・礼儀正しい。
【悪い点】
・外国人が暮らしにくい。
・表面的な付き合いが多い。
・アジア人を見下した雰囲気がある。
・学生の活気がない。
・学生が学生らしくない。(勉強をせずにパチンコやアルバイト)
・モラルが低下している。
・TVの報道が日本の問題のみ扱っており,世界的な大局的見方がない。
・TV番組が食べ物番組ばかりで未来を考えるような番組がない。

また討論においては,観客から昨年の中国反日デモの話題が出され,中国人と日本人の間で激しい討論となりました。
反日デモのように中国が日本に反感を持っている(もしくは反感を持っていると日本に思われてしまう)理由として,中国人の主な意見は,
・反日デモに参加した中国人に日本に対する理解不足がある。
・日本メディアは中国に対して偏向した報道をする。
・一部の特定の人がデモを行っているだけである。
・中国人でも反日デモを知らない人がいるぐらいであり大げさなものではない。
・中国人は過去の歴史を知っているが,日本人は知らない人もいる。
というものでした。そしてやはり,「日本人が靖国神社に参拝する事に対して中国人がどのように感じるかを察してほしい。」という意見もありました。
(靖国問題については様々なところで議論されており,その上触れるとさらに文章が長くなるので今回は割愛します。)

そのなかで,阿貴さんは過去の歴史認識が異なっている事に対して,
「戦争なのだからどの国もそれなりの事はやっている。どの国が悪いなどと決め付けられるものではない。」との意見を発しました。

確かに,戦争などというものは戦力に圧倒的な違いがある一方的は占領を除いて,大小の違いはあれおおよそ参加したすべての国は加害者であり,そしてすべての国が被害者でもあります。それに対し,後世各国の人間が,それぞれ被害者の立場のみで物事を語っていては,理解しあうことは不可能です。例えば日本人が,中華民国での通州事件やアメリカ軍による原爆投下に対しことさらに相手国を攻撃すれば,両国の関係が
悪化する事は目に見えています。そういった意味で,中国政府は日本に対してもっと大人な対応をしてもらいたいものです。

最後に,非常に印象深かったマレーシア留学生の発言について触れたいと思います。それは,「日本人は昔に比べモラルが低下している。それがゲーム等による感覚麻痺によるものか,個人重視や価値観の多様化によるものか,あるいは居住地が流動的になり人間関係が希薄になったためなのかはわからない。しかしこれらの根本は,日本が先進国になったから起こった事柄ではないか。『先進国』とは素晴らしい国なのか。」
というものでした。

確かに日本は敗戦後,飛躍的な経済復興を果たしました。しかし,それにより大切なものを失ったのではないでしょうか。他人を思いやる心,日本の将来を考える心,礼節を重んじる心,いわゆる道徳心です。
戦前,外国人が日本に来た時,「大抵の国は宗教を道徳心の基軸においている。厳格な宗教を持たない日本がなぜこれほどの道徳心を持っているのか。」と不思議がったそうです。おそらく当時の日本人は,李登輝氏いわく「日本精神」,あるいは新渡戸稲造氏いわく「武士道」により道徳心を維持していたものと推測されます。日本は戦争により多大な財産や北方領土の他に日本精神までも失い,儲け第一主義な国に成り下がってしまったのです。

私たちはマレーシアの方に「先進国はそんなにいい国ですか」と疑問を持たれる国に住んでいることを重く受け止めるべきだと思いました。

さて,この現状を打開するために,我々は何をしていけばいいのでしょうか。私は「大人よ!大人たれ!」そして「子供を子供扱いするな!」だと思います。大人は子供の見本です。大人が毅然とした態度をとり,恥ずかしくない姿を子供に見せることはなによりの教育です。そのためには,まず大人がしっかりしなくてはならないのです。

また,「子供を子供扱いするな!」とは,人権崇拝論者が言うような,子供の人権を大事にうんぬんというものではありません。「子供だから知らなくてもいい」とか「大きくなったら自然に学習する」等という考え方が問題なのです。例えば政治問題にしても,社会の厳しさ等についても,大人は子供に正確な情報を伝えるべきだと思います。

昔は,難しい本であってもちゃんとルビが振ってあり,小学校高学年レベルであれば何とか読むことができるものが沢山あったそうです。
今そのような良書がないのであれば,本の代わりを大人がしていかなくてはならないのです。教育の良し悪しが国家の存亡を左右することは今も昔も変わらないのです。

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ピーター・ホー「台湾では男性から」バレンタインイベントで | Home | 【靖国神社に行ってきました】 青森日台交流会 中西 

コメント

はじめまして!

先程、このやりとりを初めてみました。(こちらのサイトにアクセスしたのも 初かと!)


私は現在 学生(大学)の者です。

こういった事柄にも 非常に興味があります。

私は農学部ですが、「環境(特に教育)」が 今後の21世紀重要になると思います。


海外の方からの「日本の印象」を知ることは
非常に新鮮で大変参考になります。
(「海外からみた日本」と 携帯で検索していたら
こちらにであいました。)


ありがとうございます。

2008/01/15 (Tue) 00:32 | 農学部 学生 #- | URL | 編集

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