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中国石油正名へ! 中正紀念堂も? 青森李登輝友の会事務局長 中西

台湾だよりby中西
中国石油といっても、中国の会社ではありません。一歩街に出ればいたる所にガソリンスタンドを見ることができる、台湾国営企業です。その中国石油が3年間のワーキングを経てようやく企業名称正名に本格的に動き出しました。

新名称は今後中国石油での役員会開催後に決定されますが、経済部長(日本の経済産業大臣相当)は「台湾中油」とするとしております。また、現在商標として使用されている「中油」「CPC(CHINESE PETROLEUM CORP.の略称)」は、設備投資を最小限とするために当面使用し、今後の設備更新などに併せて徐々に変更していくとも発表しています。

昨年「蒋介石国際空港」が「台湾桃園国際空港」へ正名されたのは皆さんの記憶に新しいかと思いますが、今回の名称変更により今後さらに正名運動が加速していくことを期待したいものです。

ところで、これに並んで興味深いニュースも伝えられております。
それは、中正紀念堂を現在の位置から桃園県の慈湖(台湾最大のダムである石門水庫の北に位置する)へ移し、現在の中正紀念堂は「台湾民主紀念館」へ名称変更するように、国会議員が政府に要望したというものです。

この案件については、まだまだ議論の必要があるようですが、要望の趣旨は、これほど民主化が進んだ台湾において、今なお228事件(中国国民党による台湾人大虐殺事件)の最大の責任者である蒋介石を崇めているのは異常であるので、(本当は中正紀念堂自体をなくしたいところではあるが)とりあえず桃園の蒋公紀念堂あたりに引越しさせ、現在の場所は民主紀念館として未来志向の紀念館としたい、というものでしょう。

※日本で蒋介石というと「以徳報怨」という神話が未だに信じられている向きもありますが、これについては全くの嘘であることが日本李登輝友の会HPに詳しく記載されていますので、そちらをご覧ください。(http://www.ritouki.jp/uso.html

更には、「国立中正紀念堂管理処組織条例」という法律があるため、紀念堂廃止の場合は国会決議が必要となり、到底簡単には通過しないが、場所の移動だけであれば条例の変更を伴わないので閣議決定のみで可能であり、比較的容易であるという政治的事情もあるようです。

中正紀念堂は台北でも5本の指に入るほどの有名な観光地であり、台座を含め10m近くある蒋介石の銅像を、そして銅像を警備する兵隊を見学するために、連日たくさんの観光客が訪れています。特に、本堂が開門する朝9時には、5名ほどの兵隊が一糸乱れぬ行進をして本堂に向かい、銅像に敬礼をした後に警備につくという一連の行為を見学する観光客で特に賑わっています。

これは、大虐殺の責任者である蒋介石を台湾は未だに崇めているという誤解を外国人に与えるという負の面がある一方、このようなパフォーマンスがあるからこそ連日多くの観光客で賑わっていると見ることもできるのです。

中正紀念堂の正名は、桃園国際空港や中国石油の正名とは違った問題があり、今後台湾政府がどのように取り組んで行くのか、今後の動向が注目されます。
(などとニュースのような適当なまとめ方をしてしまいました...正直私もどちらがいいのかまだよくわかりません...)

まだ中正紀念堂の朝9時のパフォーマンスをご覧になっていない方は、近い将来見られなくなってしまうかもしれませんので、是非とも今のうちにこの『奇妙な』光景をご覧になることをお勧めします。

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