【現地レポート】908台湾国運動が開催  台湾在住 中西功

台湾だよりby中西


          台湾在住 中西功

9月8日(土)14~16時、台北市政府に面した松智路にて台湾独立
記念活動『908台湾国運動』が行われた。参加者数は主催者発表で
10万人以上、実際200m余りの道路が参加者で埋め尽くされ、更に
は道路脇に溢れ出すほどの盛況ぶりだったので、相当の人数であっ
たことは確かである。

908台湾国運動召集人の王獻極氏により、9月8日はサンフランシス
コ講和条約が署名された日であり、日本が台湾の主権を放棄したこ
の日を台湾主権独立日とするとの説明があった後、多くの政治家や
独立運動家が壇上でスピーチを行った。

遊錫[方方/土]民進党主席は、新疆からモンゴルまで領土に含まれ
る中華民国は既に消滅している。台湾国の独立建国は今や民意であ
り、決して過激ではないと述べた。

また黄昆輝台湾団結聯盟党主席は、現在進められている台湾が国際
連合へ加盟すべきかを問う国民投票が与野党から別々に提案され選
挙の道具とされていることを憂い、陳水扁総統に国是会議を招集す
るよう訴えた。

当日は在日台湾同郷会の緑の台湾旗が国旗として掲げられ、また『台
湾翠青』が国歌として歌われたが、それまで小旗を振ったり拍手を
したりと熱気に満ちていた参加者一同が、国旗掲揚時は敬意あるい
は感慨の眼差しで静かにこれを見守る姿が大変印象的だった。

ところで、翌日に行われた『倒扁』活動にも簡単に触れておきたい。
9月9日(日)凱達格蘭大道で施明徳氏が召集する『倒扁』活動が
行われた。参加者数は主催者発表で3~5千人というから、昨年の
活動時に比べれば明らかに関心が薄れている。更には、同志として
活動していた林正杰前国会議員が施明徳の活動は国民の関心を失っ
たとして新たな団体を立ち上げるといった内部分裂状態である。

今回のメインイベントは30万本のロウソクで『屁』の文字を作る
という知性がまったく感じられないものだった。中国語で『屁』は
人を軽蔑する時に使われるものであるが、一国の総統に抗議する言
葉として選択する心理は理解しがたい。お里が知れるというものだ。

また、溶け流れたロウが道路を汚し、修復のためアスファルトを削
って再度流し込む必要があったため、市政府は倒扁総部に対して数
千元の罰金と50万元程度の賠償金を請求するというおまけ付きだ。

週末に行われた全く対照的な2つのイベントを透して台湾の明るい
未来が見えた。これからの台湾丸の航路に期待したい。


『台湾の声』 http://www.emaga.com/info/3407.html


『日本之声』 http://groups.yahoo.com/group/nihonnokoe Big5漢文
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